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2008年5月17日

鶏ポタージュのフィレンツェ風 850円

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以前から創作系のメニューにも意欲的だった『喜多楽』だが、このところ様々なタイミングが重なったのか、限定新作ラッシュともいえる状況になっている。
僕も正直、追いかけ切れていないのだが、どのメニューも魅力溢れる内容で制作意欲溢れるご主人の好調振りが伺える。
そんな中、さらに携帯サイト「超らーめんナビ」の会員限定メニューにも新作を提供するということになったようで、しかもその紹介文を書けとのご指名がたまたま僕のところにくだってきた。
ふと振り返ってみれば、昨年度から始まってこの地方のラーメンシーンを活性化させているこの「らーなび限定」東海版、まだひとつも食べていなかったことに気付く。
ま、会員になっていなかったから当然なのだが、そんな自分がそのような役目を仰せつかってよろしいのだろうかと申し上げると、構わぬという仰せである。
そういうことならと、いそいそと提供日に先だって行われた試食会にお邪魔した。

事前に「トマト」というキーワードだけは耳に入れていたのだが、実際に目にした新作はそれから類推した予想を大幅に超えていた。
真っ白な小ぶりの丼と小さな器の二組からなるそのメニューの見た目は、まさに洋食のそれ。
スープは、現在人気継続中のコラボ企画「鶏白湯 白エビつけ麺」と同じ鶏白湯がベース。
濃厚なポタージュ風でトリ好きな人間にはそれだけでもたまらないが、そこに生クリームを加え、あさり・蛤・帆立の貝類を使用したカエシであっさりとまとめつつ洋風なイメージを引き出している。
6番切歯を使用しているという特注の極太の平打ち麺はその薄さにもこだわったフェットチーネ仕様で、粘度のあるスープとよく絡む。
彩り鮮やかなトッピングは、生ハムにモッツァレラチーズ、グリーンアスパラにルッコラとまさにイタリアンな顔ぶれ。
ここにあえてスープに溶けたり麺にからむでもないモッツァレラチーズを使ったところに店主のセンスの良さを感じる。
生ハム等の他の具材ともども、箸休め的に具として楽しむべきものであろう。

もう一つの容器には、ホールトマトを基調としてセロリなど香草を加え、パルメザンをふった自家製トマトソースが入っており、これを途中で投入して味わいの変化を楽しむ仕掛け。
タイミングはもちろん自由だが、半分以上食べた後ぐらいの量の方がより変化が楽しめると個人的には思う。

汁そば風に小鉢で提供されるのだが、麺量も140gあり、けっこう中味はぎっしり詰まっている印象なのだが、見た目のボリューム感がないので残ったスープに投入して楽しめるライスも添えたらという意見が、この試食会の場で出て採用された。

はたしてこれがラーメンなのか、という問いかけに対しては、意外と違和感なく食べることができたという個人的な感想を答えておこう。
イタリアンなアイテムが思いっきり使われているものの、ベースとなっているのが「鶏白湯」であるというところに、その鍵があるのかもしれない。
そんな「ラーメンの定義」にこだわって、この魅力的なメニューを食べ逃すのはもったいない気がしますなあ。

なによりも見た目含めて一品のまとまった料理として成立しているところに感心した。
遊び心をきちんと商品化できるというのは、これは店主の料理人としての才能だと思う。

5月19日20日は連休で21日(水)から1ヶ月の提供となる。詳しい情報はらーナビサイト(携帯のみ)まで。

投稿者 eleking : 2008年5月17日 23:34

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