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2007年2月27日
味噌700円
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『富良野』、『白水』、『ら・けいこ』と数々の店を立ち上げてきた通称ヒゲ氏が、千種に店舗を用意しているという話が伝わってきたのは、おそらく半年以上は前の話だったと思う。
その後いろいろ噂に聞いたり、実際にその地まで行って、地道に手作業でこつこつと進む内装外装の進行状況をたまに眺めたりしていたわけだが、蟹江に『ロッキー』が出来る前後あたりから、その開店準備の手伝いのためか、すっかり動きがなくなってしまっていた。
再び動きが感じられたのが1月後半になってからで、2月に入り「本当に味噌をやるらしい」とか「ら・けいこではないらしい」とか「激辛がやりたいそうだ」とか「女子大で手伝っていた彼が店長候補らしい」とか、噂も具体的になっていき、ついに2月24日に開店となった。
ら・けいこ千種店という話もあったその店は、結局表に貼られた看板通り『富良野らーめん』ということでスタートした。
今は『函館』という店が営業している伏見にあったその店には、僕は結局数える程しか訪れていない。
ヒゲ氏が厨房にいた頃にはおそらくたった一度、その後、現『喜らく@豊岡通』の店主が作っている頃に数回程度である。
初日に行った方々のレポを読むと、基本はその富良野の味で、そこに山椒を基とする辛味をバシッと効かせた味であるらしいことがわかり、「味噌」「激辛」のキーワードが噂通りであったことが確認された。
ただヒゲ氏の店のこと、開店時の仕様変更は織り込み済みで、翌日には既に山椒→唐辛子、野菜の種類の変化等、結構違いがあったようだ。
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そんな開店4日目となるこの日の昼、やっと訪れることができた。
「ラ」の文字がオレンジ色に白抜きでデザインされた電照看板に、入口の真上の店舗外側に取り付けられた天狗の面がシンボル。
そんな特異な目印があるとはいえ、間口は狭く、その入口脇の「富良野らーめん」の木看板に気付かなければうっかり通り過ぎてしまうかもしれない。
店内満席で一人待ち状態。
その先客が久しぶりにお会いするラーメンサイトオーナーの方だったので、歓談しつつ待つことができた。
それであまり気にならなかったが、回転は遅そう。
「熱い」「辛い」「多い」の三拍子ときては、ズズっと啜ってさっさと出て行くなんてマネは滅多にできるもんじゃないだろう。
順番が来て、入口でジョッキに水をセルフで注いで8席ほどのカウンターの席のひとつに腰を下ろす。
ヒゲ氏の指導の元、女子大で見かけた彼が一心不乱に鍋を振っている。
想像だが、充分な練習期間があったとも思えず、ほとんどぶっつけ本番なのではないか。
やはり、ここはまず「味噌」を注文。
やがて提供された丼は、重量級。
もやしがたっぷり盛られ、その下から色の濃いめのちぢれた中太麺がでるわでるわ。
メニューにも通常の店の三杯分程度とはっきり書かれている通り、普通の店の大盛りの約2倍近くはあるだろうか。
ちゅるんちゅるんと歯応えもまずまずで、麺を食べる楽しみを味わうことができる。
脂分をたっぷり含んだ味噌スープはしっかりした濃度。そして激熱。猫舌泣かせ。
スープには唐辛子の赤い小さな粉がはっきり目につき、確かに辛い。
ただ激辛か、と云われるとそういう類の辛さではない。
人にもよるだろうが、地の味がわからなくなってしまうような辛さではない。
ピリ辛程度ではないことは確かだが、ビリ辛、いやビリビリ辛ぐらいか。
チャーシューはしっかり「肉」を感じられるもので、なかなか好みだ。
途中、花椒の入った器が差し出されたので、ぱらりと振りかけてみる。
結構、劇的に味が変わるので驚いた。こちらもいいなあ。どっちがデフォルトになるのだろう?
恐れていたように途中からはしたたり落ちる汗との格闘状態。
汗かき星人の方はタオルは必須ですな。
入口でジョッキと共に手拭いも貸し出して欲しいぐらいである。
暴力的な量とも思えないが、格闘する時間が長いということも含め、けいこ同様の満腹感が得られた。
否定的な見解も目にしていたので、食前、実はちょっと疑っていた部分もあったのだが、やっぱウマイわ。参りました。
けいこ同様、ある意味、人を選ぶラーメンかもしれないが(一方でいや十分に万人向けでは、とも思うが)、コアな固定客を掴める、充分に満足できるラーメンであった。
投稿者 eleking : 2007年2月27日 23:06
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