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ラーメン福 島田橋店@島田橋←クリックにて、所在地等詳細情報ページ

2006年09月27日

ラーメン550円


その昔、といってももう、どうだろう、20年以上前のことになるが、麻雀明けだったか夜更けに友人に「うまいラーメン屋がある」と誘われた。「死ぬほどうまい」とも、その友人は言った。
まあ、二十歳前後の若者が言う「死ぬほどうまい」だから、今考えれば50%ぐらい割り引いて考えなければならないともいえるが、とにかく友人の車に乗ってその店に向かった。
錦通の今池と千種の中間にあったその店は名前を「ラーメン藤」といい、夜更けにも関わらず席は満席。期待に胸を躍らせて受け取った丼には、もやしがたっぷり盛られ、薄切りのチャーシューがたくさん入っていた。
それまで中華料理屋はともかくラーメン専門店なるものにほとんど入ったことはなかったし、どちらかといえばあまりラーメンを好んで食べていたとは言えなかった自分は、そのラーメンを食べて初めて「うまい」と思った。友人の言に感化されていたとはいえ、「死ぬほどうまい」とさえ思った。
その後、その友人や別の友人と連れ立って夜な夜な「味仙」「萬珍軒」「大丸」「まる八」「山八」等々、ラーメンを食べるようになったけども、「ラーメン藤」が一番好みの味であった。

昔話はさておき、その今池にあった「ラーメン藤」は今は亀のキャラの看板を掲げ「藤一番」となっている。最初の頃は「ラーメン藤」のテイストをかなり残していたように記憶しているが、今はもうかなり異なったラーメンになっているのではなかろうか。
「ラーメン藤」のテイストを残しているもう一つのチェーンといえば、「ラーメン福」である。
正直、京都を源流とする「ラーメン藤」チェーンが崩壊(?)分裂(?)した後、「福」にはその味を求め、足繁く通ったものだ。
今のようにラーメン専門店に頻繁に通うようになってから「福」にはすっかりご無沙汰してしまった。別に忘れていたわけでもなかったのだが、生活圏内から微妙に外れていたため、ワザワザ食べに行くなら未食店とか気になっている店とかを優先してしまい、気づいてみるともうかれこれ5年ぐらい食べていないようだ。
ここのところ数ヶ月なぜか食べたい気持ちが盛り上がっていたので、最後に訪れたのは笠寺店だったはずだが、当時一番通ったはずの島田橋店に向かった。

久々だが外装も内装もほとんど何も変わっていないように思える。赤いカウンターの中にいる作り手もどことなく見覚えがある。
注文をして、そのラーメンを作っている動作を観察しているうちに、それはほぼ確信に変わる。
このラーメンを作るためのロボットみたいな動きをするアンちゃん、いたいた。
麺を茹で、かきまぜ、堅さを確かめる動作、タレやスープを丼に入れる動作、スープの寸胴に別の寸胴からスープを足す動作等々、見ていると他の客の分を作っている時もほぼ同じ動きである。
さて、うずたかく盛られたもやしたっぷりの丼が目の前に置かれ、写真を撮るのももどかしく(といってもいつもそそくさと数秒ほどで撮るだけだが)、もやしをかきわけ麺をすする。
あとはもう一気である。
茹でもやしの水っぽさからチープな味を感じるが、それさえも愛おしい。
後半、卓上のニンニク唐辛子を混ぜながら食べるのも定番。
店内の雰囲気含めて、俺はラーメン屋に来た、という満足感を味わうことが出来た。
僕の中では、ある意味「THE ラーメン屋」の位置を占めているのかも知れない。
「死ぬほどうまい」とはたぶん思わなかったが、「震えるほど好きな」ラーメンのひとつであった。

投稿者 eleking : 2006年09月27日 23:10

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コメント

以前天白に住んでいた頃、徒歩圏内だったのでよく行きました。

読んでたら私も久々に行きたくなりましたよ。

投稿者 かっきー : 2006年10月03日 00:12

同じ頃、池田公園のラーメン藤が死ぬほど旨いと思っていましたよ(笑)!

投稿者 ケイ : 2006年10月03日 22:42

かっきーさん、どうもです。
僕は
徒歩圏内はうらやましいですね。
ランチにも夕飯にも、そして夜飯にも重宝しますよね。
僕も少なくとも勤務先のそばに欲しい!

ケイさん、どもです。
池田公園にもありましたっけ。
あー、なんとなくうっすらと記憶が。その後別のラーメン屋になってますよね。
その頃、池田公園に面したスナックで飲んだ後、僕の定番はやっぱり一番星でした。

投稿者 eleking : 2006年10月03日 23:01

池田公園前とは、とてもなつかしいですね。
確かあそこはお持ち帰りなんかもあった気がします。
家族で向いの美吉屋さんへ行く時に、僕だけ
藤へ行くこともありました。
千代田店(鶴舞?)へは当時の悪友と通っていましたね。
昔を偲んで、つい書き込みしたくなりました。

ちなみに、今は島田の福へ良くお邪魔しています。
店長らしき店員さん、きびきびしてて良いですね。

投稿者 藤好き : 2006年10月04日 03:42

藤好きさん、書き込みありがとうございます。

千代田店はいまだに「藤」の名前を残している市内唯一の店ですね。「点心房 藤」。一番最後まで「らーめん藤」の看板を掲げていたのではないでしょうか。
今はFC崩れみたいな感じになってますね。メニューも独自。
実は、勤務先に一番近いらーめん屋なんですが、もう何年も足を踏み入れていません(笑。近いうちに再確認しに行こうとは思ってましたのでそのうち。

島田橋のあの店員さん、まさに「きびきび」といった形容が適当ですね!
じっと眺めてしまいました。

投稿者 eleking : 2006年10月04日 07:29

squad curable odds fowler Waupaca .

投稿者 : 2007年04月26日 23:32

なにかと理解されていないラーメン福のレシピについて。

あれは大釜で豚の背脂を煮込み、ゼラチンをスープに溶かしだしたモノです。
よく見かける「背脂のツブツブを浮かせました」みたいなラーメンとは違い、豚背脂のゼラチン美味さがスープに溶け出し、独特な味わいを作ります。
このスープに業務用調味料(たぶん「創味シャンタン」)を加えて味を調整します。

できあいの調味料を使っていると聞いてガッカリする方もいるでしょうが、味の組み立てとしてはアリだと思います。
営業しながら煮出すスープは状態が刻々と変化するため、これを調整するのにも一役買っています。

同系統スープのラーメン屋店主から聞いた話ですが、スープの状態にはムラがあるそうです。
スープ表面の脂が細かく別れ、白く濁ったように見えると出来が良いとのこと。
脂の粒が大きいときは、ゼラチン質が十分に溶け出ていないことがあるとか。

チャーシューのパサパサした印象は、肉に脂分が少ないからではないでしょうか。
ここのチャーシューは一般的なバラ肉煮豚ではなく、赤身肉(たぶんモモ肉)をローストしたものです。
スープの旨味が脂身主体であり、またラードも十分に浮いていることから、チャーシューには赤身肉を用いているのだと思います。
硬さが出ないよう薄切りにされているので、これに十分スープをまとわせ、麺に絡めて食すのがお勧めです。

ここの名物のモヤシですが、ブラックマッペを使っています。
最近は栄養価や歯ごたえを重視して緑豆を使うところばかりですが、やはりあの風味はブラックマッペでなければ出ません。
栄養価も乏しく、ともするとヌルいこともあるモヤシですが、やはりアレがないと福のラーメンを食べた気にはなれませんね。あのチープでジャンクな感じが堪りません。


ラヲタが遠方まで出かけて食べるような店と、近所にあって再三世話になる店とは、まったく評価基準が異なります。
その辺を理解せず、1回行っただけで「福」を貶すようなブログを見ては腹を立てていたのですが、eleking 氏の書き込みには共感できるモノがあったので、つい長文を書かせていただきました。

ラーメン福は、近所の人に愛される店という路線を踏み外さず、いつまでも頑張って欲しいと思います。

投稿者 ラヲタ嫌いのラヲタ : 2007年11月08日 11:51

ラヲタ嫌いのラヲタ殿

貴重な投稿ありがとうございました。
あの豚の旨味のつまったスープは、背脂を煮込んだものでしたか。
業ダレ、業スープ、個人的にはアリです。(まんまなだけだとちょっと困りますが)
製法は同じなんでしょうが、福は各支店ごとに仕込んでいるという話を聞いたことがあります。
チャーシュー、もやしの話も含め、大変興味深い話を伺うことができました。
機会がありましたら、また教えていただきたいと思います。
いやあ、福を愛しているといいことがあるなあ。

投稿者 eleking : 2007年11月08日 22:09

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