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映画・DVDなどのコト・アーカイブ
『ダークナイト』 監督:クリストファー・ノーラン
- 2008年8月 4日 20:15
このところこまめに試写会の応募をしているのだが、結構当たる。
どうだろう、率としては5割近いんじゃないかな。
ただ、なんだかんだで実際に行けていない。
『バンテージポイント』とか『ミスト』とか、割に評価が高かった作品を見逃していて、後で惜しい思いをしている。
惜しい、といえば「押井」守監督の新作『スカイ・クロラ』の試写も当たったが、結局人に譲った。監督の舞台挨拶付きだったようだけど。
バットマンの新作『ダークナイト』の当選ハガキが届いていた時は、応募を忘れていただけに余計に嬉しかった。
前作の『バットマン・ビギンズ』は珍しくDVDで見ていて気に入っていた。
あの路線の第二作と聞いてそれなりの期待感もあったし、TVスポットで流れる映像もよさげだったので、当日を楽しみにしていた。
試写会場は東別院ホール。
不勉強にしてここの存在を知らなかった。
場所的には、会社から自転車で10分かからないので、定時後、仕事を切り上げて駆けつける。
要はお寺の講堂ってことね。
キャパはそんなに大きくないし、舞台もボロボロ。
座席も備え付けのものでなく、パイプ椅子に毛の生えたような代物。
普通の映画館でさえ、いつも途中で尻が痛くなってくるというのに、こんなもので二時間半近い今回の上映時間を乗り切れるのだろうか。
そう。この映画に対する唯一の不安がその上映時間。
僕は基本的に長時間の映画は苦手なのである。
で、まあ結論から云うと、その152分の上映時間はちっとも長いと感じなかった。
そればかりか、ほとんど尻も痛くならなかったというのはどういうわけか。
おそらく、上映中落ち着く暇もなく、ずっと前のめり気味に画面に見入っていたせいかもしれない。
というわけで、『ダークナイト』は見て損はない、ではなく、見ないと損すると思わせる傑作であった。
このところのハリウッド映画を見慣れていない僕の感想なので、幾分差っ引いて捉えてもらっても構わないが、画面構成、展開、テーマ、そしてそれぞれの処理方法、キャスティング、演技、どれをとっても見事で、ラストでスタッフロールが出た瞬間、思わずため息がでるほどだ。
場面転換が早く、いささか説明不足に感じる部分もあって、筋というより背景を追い切れないもどかしさも若干感じたが、それはどちらかというと観る側の方の問題かもしれない。
緊迫した場面とそうでない場面のリズムの良い細かな転換が、いっさい中だるみのない画面を作っており、長時間の上映時間をまったく飽きさせることがなかった。
誰もが認めるであろうヒース・レジャーの演技はもちろんのこと、個人的にはトゥー・フェイスのアーロン・エッカートの抑え気味の演技が、作品の厚みを出すのに貢献していると思った。
豹変、ではないところがリアル、というか。
他にも、バットポッドがカッコ良すぎるゼとか、いろいろ気に入った部分はあるのだがこの辺で。
もちろんここには、僕の好きだった昔のバットマンのイメージ、少しオマヌケな雰囲気は微塵もないのだが、その分、ダークでスタイリッシュな特性が増幅している。
単純な勧善懲悪ではないので、見る人間によっては、ある種の「重たさ」を感じる程に疲れてしまうかもしれない。
個人的には、それでももう一度劇場で見たいと思わせる程の映画だった。
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『団塊ボーイズ』監督:ウォルト・ベッカー
- 2008年1月30日 22:58
ま、誰もが思うだろうがヒドイ邦題である。
原題は”WILD HOGS”。「チーム野ブタ」ってところかな。
『陰日向』で味を占めて手当たり次第に試写観覧希望を出していたら当たったので前情報一切無しで行ってきた。
この邦題のせいか、客の年齢層高っ!
かなり年配の方々が大半を占めていた。
さて映画の方はしがない中年オヤジ4人組が冴えない日常生活に飽き飽きして、バイクを駆ってあてどのない旅に飛び出したって感じのバイカー・ロードムービーであるけれど、ストーリーも行き当たりばったり、まあ、堅いこと言いなさんなって感じの軽めのコメディ。
上映時間も程々だし、肩の力を抜いて見られる。
ジョン・トラボルタ始め、主演4人のバランスがいい感じ。
敵役ながらどことなく憎めないレイ・リオッタもなかなか見せる。
できれば「イージーライダー」を見たり、知ったりしてから見るとラストでニヤリとできるんじゃないでしょうか。
僕は実は未見だったりするのだけど。
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『007カジノ・ロワイヤル』- 監督: マーティン・キャンベル
- 2007年12月 3日 22:53

なんの気なしに見たのだが、かなり楽しめた。
007をずっと追ってきているわけではないし、ピアース・ブロスナンのシリーズに関してはひとつも見ていない。
今回は気分一新、ダニエル・クレイグをボンド役に迎えた第一作。
「カジノ・ロワイヤル」はフレミングの原作の第一作でもあるし、オーソン・ウェルズやピーター・セラーズが出たパロディ映画としてしか映画化されていなかったことも良く知られている筈だ。
一頃のシリーズの荒唐無稽さは影を潜め、とはいえ、派手なところは派手に、抑えるところは抑えた演出は好感が持てる。
何度かあるチェイスシーンも見応えがあり、ロケーションも素晴らしく綺麗で大画面で是非見たいと思わせた。
ラスト直前でちょっともたついたような印象を受けたものの、まあご愛敬というべきか。
落ち着くべき所に落ち着いて、ジェームズ・ボンド誕生譚としての側面もちょこっと。
次回作が楽しみ。
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『CURE』- 監督: 黒沢清
- 2007年12月 2日 23:04

初見。
ボヤボヤと見ていると、引き込まれつつもなんだかよくわからないうちに映画は終わってしまう。
ラストで放り投げ出され、しばし呆然とした後、すぐさま本編中のさまざまなシーンが脳裏に蘇ってきて、あれやこれやといろんな解釈をしたくなってくる。
映画にわかりやすさを求める向きにはなかなか受け入れられない作品だろうが、かといって、難解といって遠ざけるような内容でもない。
DVDの特権で、あちこちのチャプターを少しずつ再生して見返した。
また通して見ることもあるだろう。
非常に脳に響く映画であった。
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『空中庭園』- 監督: 豊田利晃
- 2007年11月24日 23:23

ひさびさにDVD鑑賞。
いやあ見ると言っておきながら2年も経ってしまった。
こんなに映画らしい映画を見るのも久しぶりだなあ。
もう、冒頭から「あ、映画を見ている」という感覚になり、画面に惹きつけられた。
監督の不祥事のことをすっかり忘れていて、見終わってから思い出したのだが、確かに「シャブ中が作った映画」とのレッテルを押されるのは、そうした過剰な描写や画作りが見られるだけに悔しいし惜しい。
そのことがどれぐらい映画作りに影響しているのかわからないが、少なくともこの監督の作品を他にも観たいと強く思ったのは事実である。
小泉今日子と大楠道代という僕の大好きな女優の競演というだけでも嬉しかったが、また演技も凄くって堪能した。
他のキャスティングもほぼすべて成功している(意外な起用含めて)と思え、原作を読んでから観たにも関わらず、そうした意味でもまったく不満を感じなかった。
原作のエッセンスを見事に取捨選択し昇華させてるといえるんじゃないでしょうか。
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西遊記DVD-BOX
- 2007年1月30日 23:46

会社の子が「思わず買ってしまったのですが、ごらんになりますか」と箱のようなものを差し出すので、手に取ってみると、堺版『西遊記』のBOXセットであった。
うはー、こんな高いものよく買うなあと思いつつ、ありがたく拝借させてもらう。
ドラマそのものは、本放送および再放送で何度も見ているし、まあ、いいかと思ったのだけども、特典ディスクに収められた堺正章、岸部四郎、西田敏行の対談を興味深く見た。
当時の撮影エピソードを語っているだけであり、まあ、30年ほど経ってるわけで、十分にみなさんジジイになっているのだが、やりとりの楽しさは変わらない。さすがの芸達者達である。
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実相寺さん、光の国へ
- 2006年11月30日 22:46
実相寺昭雄が亡くなったということで驚いたが、それ以上に驚いたのが遺作となった『シルバー假面』の内容である。
リメイクされるという話だけは聞きかじっていて、そういえばミラーマンのリメイクも見てないなあなどとボンヤリ考えていたぐらいのもので、その後の展開はまったく知らなかったのだが、こんなことになってたとは。
うーん、見たいぢゃないか。
◆
実相寺作品をそんなに追っかけていたわけでもないので、ちょこちょこは見ているもののまだまだ未見の映画が沢山ある。あっ、『姑獲鳥』も結局見てないじゃないか。『アリエッタ』とかは見てるくせに。
というわけで、今のところ僕にとっては、やはりウルトラの人である。
本人もそこに誇りを持っていたのだろう、関係の仕事を多く残している。当時のことを扱った著作も多いし、以前紹介したつい最近の監修作『怪獣のあけぼの』とかに至るまでそうだった。
合掌。旅立ったのは、光の国か、はたまた怪獣墓場か。ゆっくりおやすみくださいな。
◆
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Mr.インクレディブル
- 2006年8月 1日 22:39

劇場公開前から、非常に気になっていた映画だが、例によってウダウダしている内にとっくに公開は終わって、さらにDVDも発売されて随分経つ。
思い出したように今頃見てみたのだが、これが想像以上に傑作。
ピクサーの長編アニメは、なんのかんの言って大体見てると思うのだが、一番のお気に入りとなった。
とにかく表情豊かなのに驚かされる。ちょっとした感情の機微みたいなものが見事に表現されてるんだよなあ。
ストーリーもヒネッているようでその実ストレートだし、シンプル。脇役のキャラも立っていて効果的。
これは、ダマサレたと思って見てご覧なさいな。
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